刀剣販売をするために必要な許認可
古い刀剣を買い取り販売をするために必要な許認可は、古物商の許可を得なければなりません。
刀剣は古物とされるからです。
古物商の許可は、営業所を管轄する警察署を経由して都道府県の公安委員会に申請します。
未成年者や成年被後見人は許可がおりません。
また犯罪歴のある人もなれませんが、執行猶予付の判決を受け執行猶予期間が満了している人はなれます。
一方禁固刑以上の実刑判決を受けた人は、刑期満了後5年以上経過している必要があります。
窃盗・背任・遺失物横領・盗品等有償譲受け等の罪を犯して罰金刑を受けた場合は、罰金刑に処されてから5年経過する必要があります。
さらに破産決定を受け復権していない人に対しても許可が下りません。
申請手数料は19000円です。
いきなり書類を揃えて提出するよりは、事前に相談しながら準備を進めていく方が無難です。
地域によっては、古物商の許可担当が一人しかいない場合もあるので、必ず電話でアポを取ってから訪問するようにしましょう。
刀剣を安心して入手するために注意すべき点とは
オンラインゲームの刀剣が擬人化するゲームで話題となり、一時期はテレビで特集も多く組まれるほどでしたが、最近ではブームというよりも定番の人気を博している刀剣を所持したいとお考えの方もいるかもしれません。
入手しようと思ったら、実際に刀剣商から購入することが可能ですし、和室のあるお宅であれば、剣を飾るのも映えるものです。
ですが、一口に入手したと言っても、刃物であることから、手に入れる前に知っておくべきことがあります。
安心して手に入れるためにはこれらの注意事項を守りましょう。
まず日本には「銃砲刀剣類所持取締法」という法律があり、刃渡りが15cm以上の刀、刃渡り5.5cm以上であれば所定の手続きを踏んで登録を済ませる必要があります。
15センチ未満であればこの限りではありませんが、最近では家宝として大切に扱いたいからという理由で15センチ未満であっても登録される方がいるようです。
また、購入する際にも注意が必要で「登録証」が付いているかいないかをきちんと確認しましょう。